外壁タイル 規則性のある劣化・不具合
現場ブログをご覧の皆様こんにちは!
現在、担当している大規模修繕工事にて外壁タイルの劣化部調査を行ったところ
規則性のある劣化・不具合、タイルの「浮き」や「ひび割れ」が確認できました。
緑のテープが貼られているタイルが「浮き」「ひび割れ」等の劣化が確認された箇所です。
劣化している箇所のタイルを剥がしてみると・・・
本来のコンクリート打継目地と露出されている打継目地の位置がズレており
コンクリート打継目地にタイルが跨って張られていた為に規則性のある「浮き」等の劣化が生じていました。
これは新築時に意匠(美観)を考慮して、他の箇所と打継目地の位置を変えないためにこのような施工としたと考えられます。
ちなみに今回の改修では同じ施工だと「浮き」等の劣化が再発するため、この部分は打継目地の動きに追従できて
通常のセメント系張付けモルタルよりも安定した接着性をもった弾性接着剤にて施工する事としました。
このような
上から下まで同じ位置や箇所がひび割れている(何回直してもひび割れ等が再発する)などの
規則性のある劣化・不具合については「ただの経年劣化」ではなく
躯体構造などに起因する劣化だ!なにか要因がある!と考え、注視してみてください